4章1話

○ 神楽坂・住宅街(戦闘中)

六月(N)
「記憶喪失で魔法が使えなくなっていた時野さんが、
まさかメタモルフォーゼだったなんて。
白くふさふさした毛並み、しなやかな体つき
──だが、目の力は、間違いなく時野さんだ。
ラビさんを全身で守ろうとするその姿も」

柊(変身)
「(ユキヒョウの威嚇・ぐるるるる)」

六月  
「と、時野さん……」

咲良  
「猫……にしてはでけぇな?」

六月  
「ヒョウ、ですかね……」

ユキヒョウ柊はテレパシー的なもので仲間と会話します

柊(変身)
「ユキヒョウだよ! これなら、ナイトメアと戦える」

柊(変身)
「止めないで、ラビちゃん。
俺は欲しかったんだ。君を守れる力が」

ナイトメアがじわじわと近づいてくる

六月  
「戦えるんですね? ナイトメアの数も多い。味方は多いほうがいい」

咲良  
「やりてぇんなら好きにしろ。オレはどのみち、好きにやる」

六月  
「行きましょう、時野さん。俺が攻撃をすべて受けます。
自由に攻撃してください」

柊(変身)
「わかった。やってみる!」

柊(変身)
「(ユキヒョウの威嚇・大。がうっ!)」

ナイトメアの不気味な咆哮

咲良  
「くたばれ!」

雷撃の魔法を放つ咲良
柊は爪でナイトメアを切り裂く
以下、戦闘しながら

柊(変身)
「体が軽い! ナイトメアを爪で切り裂ける!」

六月  
「すごい……いきなりその戦闘力ですか!」

柊(変身)
「いくらでも来いって感じ!」

咲良  
「調子乗ってんじゃねぇぞ、このでか猫!」

柊(変身)
「ユキヒョウだってば。でやあっ!」

六月  
「たあっ!」

咲良  
「ハッ」

三人がそれぞれ攻撃
一瞬小さくなるが、またうぞうぞとわいてくるナイトメア

六月  
「……おかしいな。これだけ倒しているのに、減りが遅すぎる」

柊(変身)
「どういうこと?」

六月  
「増えてるんですよ。ナイトメアが、新たに出現しているんです。
楽観視しないほうがよさそうだ」

咲良  
「(鼻で笑って)ハン、決まってる。その女が呼んでるだけだ」

○ 予言シーン(戦闘)
【ヒロインの予言演出(近)】
教会の鐘のような音がひとつ響く

六月(未来)
「側面のナイトメアが増えました!」

柊(未来)
「ナイトメア多すぎ!」

咲良(未来)
「じきに囲まれんぞ。ムカつくな」

六月(未来)
「く……っ、このままじゃ、ラビさんを守り切れない……
一点突破して退路を作ります!」

柊(未来)
「わかった! 頼む!」

六月(未来)
「てやあああああっ!」

六月の背後をナイトメアの攻撃が奇襲する

六月(未来)
「が……っ!」

(倒れる)

柊(未来)
「佐奈崎くん!? なんだ、今の攻撃……急に背後からなんて……!」

予言の鐘は暗い音が響く

○ 神楽坂・住宅街(戦闘中)
六月  
「側面のナイトメアが増えました!」

柊(変身)
「ナイトメア多すぎ!」

咲良  
「じきに囲まれんぞ。ムカつくな」

六月  
「く……っ、このままじゃ、ラビさんを守り切れない……
一点突破して退路を作ります――」

六月  
「うわっ! 急に引っ張ったら危ないです!」

咲良  
「クッ、笑える。
守ってるはずの奴に邪魔されるとはな。
本当はお前らが邪魔なんじゃねぇの?」

柊(変身)
「(気づいて)……? ラビちゃん、どうかしたの?」

咲良  
「アァ? 何言ってんだ、お前」

柊(変身)
「……何か、見たの?」

六月  
「塀を背にしているのに、背後からの攻撃なんて――」

咲良  
「攻撃が、曲がるなら。あるかもな。
おい、女。『そのアイギス』は単独で突破したんだな?」

咲良  
「確かめたい。アイギス、試してみろ」

六月  
「――いいでしょう。
時野さん、フォローお願いします」

柊(変身)
「おう!」

六月  
「行きます! てやあああああっ!」

予言通り、六月の背後をナイトメアの攻撃が奇襲する

柊(変身)
「本当に、横から来た! この……っ!」

柊が横から背後に曲がってきたナイトメアの攻撃を切り裂く
予言の鐘が明るい音色になって響く