3章4話

○神楽坂・住宅街・魔法空間

咲良  
「今さら隠すなよ。ナイトメアを操ってねぇとか、信じられねぇし。
ナイトメアを操るってことは、ウィザードは殺したいだろ。
オレを殺したくない? ハン」

咲良、電撃でナイトメアと結界に攻撃

咲良  
「戯言ぬかしやがって。この結界壊してから、殺し合いで解決しようぜ」

咲良、電撃でナイトメアと結界に攻撃
結界に向かってぶつかっていくナイトメア
結界に少しずつヒビが入っていく

咲良  
「ナイトメアと共闘ってのも胸くそ悪ぃな。ついでにちょっと減らしとくか」

ナイトメアを攻撃する咲良
結界に向かってぶつかっていくナイトメア
結界に大きくヒビが入る

咲良  
「あと少しってとこか。あいつの盾みてぇに、バカ硬すぎだぜ」

六月(咒文)
『――魔法円(フィールド)展開。いま我は、戦いに身を投ず。
仇なす敵を討ち、勝利へ導く者とならん』

魔法空間出現、変身した六月が飛び込んでくる

六月(咒文)『アポロンよ、力を! アルギュロトクス!」

ヒロインの周囲に光の矢が降り注ぎ、ナイトメアを消していく
六月がヒロインの傍に駆け寄る。

六月  
「(息を切らしながら)大丈夫ですか!?」

六月  
「遅れて、すみません……怖い思いをさせましたよね?」

六月  
「もちろんです。あなたを必ず守ると誓いました。もう大丈夫。
まずはナイトメアを――」

六月  
「!?」

咲良  
「――てめぇ、邪魔すんじゃねぇッ!!」

六月の盾と、咲良のトンファーがぶつかり合う

六月  
「くっ……、『マッドドッグ』!? なんでまた……っ!」

咲良  
「それはこっちの台詞だ。
てめぇがその女に、防御結界なんて張ってくれたおかげで、仕留め損ねたぜ!」

六月  
「仕留め……(息を呑む)まさか、彼女を殺そうと……!?」

咲良  
「(鼻で笑う)ハン、だったら、なんだ?」

六月  
「……なんてことをっ! そんなこと、絶対にさせない!」

咲良  
「絶対ィ? 甘ちゃんが言ってくれるじゃねぇか。ナイトメア殲滅がウィザードの存在意義だろ。
邪魔するヤツは、ナイトメアサイドとみなす」

六月  
「(憤りながら)ドッグス……その理念には共感しない!」

咲良  
「してくれって頼んでねェよ」

二人の武器が激しくぶつかりあう
そこへ柊が駆けつける

柊   
「ラビちゃん! 大丈夫?」

柊   
「え、えっ!? 来ないでって、どうして!?」

柊   
「ありがとう、心配してくれて。
でも、そんな理由で、逃げたりできないよ」

柊   
「君の周りにナイトメアが出るなら――だからこそ、俺は君を守らなくちゃいけない。
それだけは――わかるんだ。君を絶対に、守る――」

柊の足元に魔法円出現

六月  
「時野さん!? 魔法円が……!」

咲良  
「(舌打ち)くっそ、戦う気かよ、くそったれ」

柊の足元の魔法円が光り輝く

柊   
「そうだ。君を守る。
それだけわかっていれば、俺は――戦える!」

柊(咒文)『魔法円(フィールド)展開。俺は戦う。
この牙と爪で、災いの運命を切り裂くよ――君のために!』

魔法円は柊の全身を通り抜ける。ユキヒョウに変化。

咲良  
「なっ」

六月  
「メタモル……フォーゼ!?」

柊(ユキヒョウ)が咆哮する。