3章3話

○ 神楽坂・住宅街
ヒロインがナイトメアに取り囲まれている
逃げたいが、恐怖で身体が動かないヒロイン。
(セーフハウスに行こうとしていた)
ふらりという感じで姿を見せる咲良

咲良  
「ナイトメア出現警報追って来たら、なぁ? 手間が省けたぜ。
女、お前、住宅街にナイトメア集めてんのか? いい趣味してるぜ、ノーマル食い放題ってか」

咲良  
「違うって口で言うのは簡単だよな。
だが実際にお前がいるところにナイトメアはいる。こりゃ、もう、アウトだろ」

うぞうぞと動き出すナイトメアがヒロインに接近し、頭から丸呑みする。

咲良  
「女を丸呑み……いや、同化か。
手間をはぶいてくれて、助かったぜ。
――どっちもまとめて、ぶっ殺してやる!!」

咲良、デバイスを起動

咲良(咒文)
『魔法円(フィールド)起動。戦闘の場において、力なきものは去れ』

デバイスから方眼立方体が広がり、ニューマン空間へ
柊、ナイトメアに向かって電撃を落とす。

咲良  
「死ねッ!!」

電撃がナイトメアに当たり、ざっくりと割れる。

咲良  
「ハン、あっけねぇな。手ごたえなさすぎるぜ。
ま、これで終わりってんなら楽でいいけどよ。
(周囲の臭いをかいで)なんだ? まだ、わいて出てきやがるつもりか?」

咲良、トンファーを構えたまま制止。
空間を保つ電子音(オォンオォン)だけが響く。

咲良  
「…………気のせい、か。
(トンファーを下ろして)回収すっか」

六月の魔法の音。
割れたナイトメアの中心から光が溢れる

咲良  
「っ、なんだ、この光!? ナイトメアの残骸が、光ってる……」

割れたナイトメアの中心から、更に光が強く溢れる

咲良  
「……いや、その中に何かがある!?」

ナイトメアの中からドーム型の結界が出現。

咲良  
「防御……結界? なんでこんなもんがあの女に……
(六月のことを思い出し)メテウスのコスプレ野郎だな。(舌打ち)余計な魔法をかけやがって」

ヒロイン、呆然としつつ結界に触れる
ワァァンと触れたところから波紋がひろがる。
ナイトメアが新たに出現する気配(複数)

咲良  
「ハン、やっぱり出てきやがったか」

咲良、トンファーでナイトメアに電撃+打撃

咲良  
「アホほどわきあがって。
全部ぶっ潰してやる――ん?」

結界に向かってぶつかっていく他のナイトメア

咲良  
「なにしてんだ、こいつら。
防御結界に体当たり……ふぅん。(にやりと笑う)」

咲良  
「おい、女」

咲良  
「聞いてんのか、女!」

咲良  
「なんでこいつら止めねぇんだ。ナイトメアぶつけて、アイギスの防御結界を壊してぇのか。
それにしたって、効率悪いだろ。
手伝ってやろうか」

咲良  
「その結界がなけりゃ、思うままにナイトメアを操れんだろ?
ナイトメアを使って俺を殺すこともできる。オレも、そいつが邪魔でお前を殺せねぇしな。
ぶっちゃけ、その結界、邪魔なんだわ」

咲良  
「今さら隠すなよ。ナイトメアを操ってねぇとか、信じられねぇし。
ナイトメアを操るってことは、ウィザードは殺したいだろ。
オレを殺したくない? ハン」

咲良、電撃でナイトメアと結界に攻撃

咲良  
「戯言ぬかしやがって。
この結界壊してから、殺し合いで解決しようぜ」